熱中症が起こる原因と解決方法

 

酷暑が続く毎日。

正しい熱中症対策は出来ていますか?

夏を楽しく、もっと快適に過ごすために。

熱中症に関しての知識を深めつつ、熱中症対策に大切なことを説明させていただきます。

 

目次

 

熱中症とは?

気温が高い場所に長時間いることで、
体温調節がうまく働かなくなり、カラダの中に熱がこもってしまっている状態を指します。

屋外だけでなく、クーラーや扇風機を活用出来ていない室内や水分補給がうまく行えていないと、熱中症になる可能性があります。

 

 

熱中症になると、どうなる?

顔が火照り、頭痛や脱水症状によってカラダが怠いと感じるようになります。

また手や足の筋肉がけいれんを起こしたり、酷いときはめまいや吐き気なども起こる場合があります。

 


 

脱水症状かどうかを見分ける方法

片方の親指の爪を反対の指でつまんでみましょう。

つまんだ指を離したときに白くなった爪の色が元に戻るまでに3秒以上かかる場合は、既に脱水症を起こしている可能性があります。

直ちに水分補給を行いましょう。

引用:厚生労働省

 


エアコンは何度がいい?

環境省が推奨するクールビズでの、室温温度の目安は夏は28度とされています。

それでも暑い!
と感じる方は、エアコンと扇風機を併用しましょう。

一般的に冷たい空気は下へ溜まりやすくなるため、

エアコンを付けていても部屋の上の方は暑く、下の方は冷たくなります。

結果、必要以上に部屋を冷やしすぎてしまい、余計に電気代がかかってしまうことがあります。

+扇風機を使用して温度のムラを解消しましょう。

 

参照:クールビズ/COOLBIZ | COOL CHOICE 未来のために

 


 

熱中症対策は何をすればいい?

カラダからの合図に気づいて熱中症を回避しましょう。

 

体温を下げる工夫をする

保冷剤や水で濡らしたタオルを脈拍が取れるような皮膚が薄いところに当てましょう。
例えば、手首や首、ひじの内側やひざの裏側、こめかみなどが効果的です。
カラダの中を循環する血液を冷やしてあげると、体温を下げることができます。

 

屋外では手のひらを冷やす

手には体温調節を担う血管(AVA/動静脈吻合)があります。

この部分を冷やすことで、冷えた血液がカラダ中を巡るため、カラダの熱を放出することができます。

ただ、やみくもに冷やせば良いという訳ではありません。
冷やしすぎは、血管が収縮して熱を発散しにくくなります。

氷などの冷たすぎるものは避けましょう。

 

適切な温度10〜15度です。

 

自販機で購入したばかりの飲料は5度程度と冷たいので少し待ってから、手でペットボトルを握りましょう。

アイスノンや保冷剤を使用する場合はタオルやハンカチに包んで冷たさを調整しましょう。

 

夏の食材で暑さからカラダを守る

暑い夏に採れる食材の多くは、水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、利尿作用に優れています。

尿と一緒にカラダの中にこもった熱も逃すため体温を効率的に下げてくれます。

 

夏野菜はそのまま食べても効果は十分ですが、ピクルスにすると、お酢の疲労回復効果もあって夏バテにも効きます。

 

いつもの食事にプラスして積極的にとりましょう。

 

?トマト

トマトは90%が水分で出来ており、カラダの熱を抑える作用があります。
またビタミンCが胃を丈夫にし消化を助けてくれます。

 

?パプリカ

ビタミンA、C、Eを多く含み美容に役立ちます。
また夏の紫外線からも守ってくれます。

 

?とうもろこし

疲労を回復し腸の働きを良くする効果があります。

 

?きゅうり

きゅうりに含まれるカリウムは摂りすぎた塩分をカラダの外に排出する働きがあります。
むくみの解消につながります。

 

?スイカ

スイカは90%が水分で出来ており、熱中症対策だけでなく疲労回復やむくみ解消に最適です。

また肌の健康を保つビタミンAや美肌を損なう活性酸素を除去するリコピンも豊富に含まれています。

 

スイカはしま模様の色が濃く、イナズマのようにウネウネとしているもののほうが甘みが強いと言われています。

 

暑さを軽減する服の素材を選ぶ

汗は蒸発時に熱を奪って気化します。

 

そのため皮膚温度を下げたり体温を調整するには発汗が欠かせません。

暑い毎日を少しでも快適に過ごすなら、汗が蒸発しやすい服の素材を選びましょう。

 

袖口や襟元にゆとりがあるものは衣服の中に風が通って放熱しやすくなります。
素材は通気性・吸湿性の高い麻がオススメです。

また麻と同じく植物性繊維の綿やさらっとした手触りのレーヨンも汗をしっかり吸収してくれるので夏にはピッタリです。

夏のオシャレにひと工夫して熱中症からカラダを守りましょう。

 

こまめな水分補給を行う

喉が渇いたとカラダが感じる前に水分補給を行いましょう。
喉が渇いたと感じるのは、『カラダ中の水分がカラカラだからなんとかして欲しい』、という危険信号です。

日頃から水分を取る意識を持ちましょう。

たくさん汗をかいた時はスポーツドリンクやミネラルが豊富な麦茶がオススメです。

また体調が優れないときは経口補水液(例えばオーエス△)などで補いましょう。

 


熱中症に効くセルフケア

陽谷(ようこく)

手の甲側、手首にある丸い骨の内側のくぼみが陽谷です。

カラダの熱を外に排出する効果があります。

10秒程、じっくり圧をかけて陽谷を刺激しましょう。

 


まとめ

 

熱中症を防ぐためには、

・手首や首など脈拍が取れるところや手のひらを冷やして体温を下げる工夫を行う

 

・夏に取れる食材でカラダの内側から熱中症予防する

 

・洋服は暑さを軽減する素材や通気性の良いものを選ぶようにする

 

・クーラーや扇風機を活用して暑さを避ける(屋外の場合は、日陰に移動する)

 

・こまめに水分を補給する(汗をかいたらスポーツドリンクやミネラルが豊富な麦茶を飲む)

 

熱中症はだれにでも起こります。

夏を楽しく過ごすためにも日頃からカラダの変化に気がつくようにしましょう。

 

 


この記事を書いた人:ONE FIT整体院 代表 出川徹



整体業界に入り約10年、接骨院、整体院勤務を経て2020年6月に独立。
2019年ラグビーワールドカップ日本大会ではニュージーランド代表トップアスリートをケア。
アスリート、アーティスト、お子様からご年配の方まで世代を問わずに施術。
知識・技術を惜しみなく、お客様の身体に合ったオーダーメイド施術を心掛ける。

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